第三章 効率化と新たな価値創造 ― 2021年以降

タグの整理と検索環境の構築

SUBARU社内のアノテーション業務では、数百種類ものタグが部署ごとに異なる定義で管理されており、データ検索や活用が困難になっていました。ブライセンは現場調査を徹底し、重複や類似タグを洗い出して意味の整理を実施。

数百種類あったタグを実質的な用途に基づき約3分の1まで統合することで、必要なデータをどこにでも迅速に見つけられるようにしました。この整流化によって「タグ探しに時間を取られることが減った」「必要な情報にスムーズにアクセスできるようになった」と好評を得ています。

タグの整理に合わせて、データ検索ツールの開発や運用支援も行いました。現場に常駐しながら仕様変更に即応し、使い勝手を改善し続ける「伴走型」の開発を進めることで、現場の声に寄り添った改善を重ねています。

アノテーション業務の徹底的な効率化

データ量の増大に伴い、アノテーション作業の効率化は大きな課題でした。市販の自動化ツールでは十分な精度が得られなかったため、ブライセンはベトナム拠点のアノテーター育成や作業フローの改善、日本側作業の一部移管、データチェックツールの独自開発など多面的な施策を実施しました。

その結果、約3年かけて最大70%の業務改善を実現し、品質を維持したままデータ整備の効率を大幅に向上させました。

SUBARU担当者の声(抜粋)のコメント:

・アノテーション作業では3年間で70%もの業務改善が実現し、高い品質のまま効率化につながりました。コストパフォーマンスも含めて満足しています。
・ツールを納品して終わりではなく、導入後も丁寧なサポートを続けてくれるので安心できます。複数拠点で得たアイデアを組み合わせた提案を期待しています。

未来へ向けて

SUBARUのアイサイト搭載車は2008年の初導入から2024年6月までに世界累計670万台以上が販売され先進安全技術の分野で世界的な成果を上げています。

アイサイトはステレオカメラを用いた運転支援システムとして世界初の取り組みで、カメラ技術の改良やAI判断機能の開発がSUBARUの自社内にて続けられています。

このような先進的なプロジェクトに参加できることはブライセンにとって大変光栄であり、今後もSUBARUと共にデータ活用の可能性を広げていきます。

10年の協業で得た教訓は「お客様を知り、目的を共有し、伴走する」ことです。信頼は積み重ねた成果によってしか築けません。次の10年も、ブライセンは提案と改善を続けながらSUBARUと共に歩んでいきます。

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